「結婚して実家を出た。跡を継ぐ人がいない実家、この先どうなるんだろう」——こうした不安を抱えている方は、実は少なくありません。あるサイトでの相談は、5万件を超える閲覧を集めるほど、多くの人がこのテーマに関心を寄せています。かつては「家を継ぐ」ことが当たり前とされていましたが、今は状況が大きく変わっています。今回は、跡継ぎがいない実家について整理しました。
「跡継ぎがいない」は、決して珍しいことではない
兄弟姉妹が全員実家を離れて生活している、独身で子どもがいない、といった理由で「誰も実家を継がない」という状況は、今の日本では珍しいことではありません。総務省の調査でも、空き家の数は右肩上がりで増え続けており、その多くが相続によって生じたものだとされています。
かつては「長男が家を継ぐ」という考え方が一般的でしたが、核家族化や都市部への人口集中が進んだ今、こうした価値観自体が大きく変わってきています。「跡を継ぐ人がいない=申し訳ない」と感じる必要はありません。時代の流れとして、多くの家庭が同じ状況に直面しています。
跡継ぎがいない実家、選べる選択肢
- 誰も住まないまま空き家として管理する:固定資産税や維持管理の負担が発生し続けます
- 賃貸に出す:立地や状態によっては、賃貸として活用できる場合があります
- 売却する:訳あり物件でも、専門の買取業者に相談することで売却できるケースがあります
- 相続放棄する:管理の負担ごと手放したい場合の選択肢として検討されることもあります
「跡継ぎがいないから、そのまま放置するしかない」というのは思い込みです。むしろ、跡継ぎがいないからこそ、早めに方針を決めておくことが大切になります。管理の手間や費用を、いつまで、誰が負担するのかが曖昧なままだと、時間が経つほど判断が難しくなっていきます。
「墓じまい」も一緒に考えるタイミング
跡継ぎがいない実家の問題は、しばしば「お墓をどうするか」という問題とセットで語られます。実家を手放すタイミングで、お墓の管理についても一緒に考えておくと、後になって別々に対応する手間を減らせます。菩提寺やお墓のある自治体に、永代供養や改葬(別の場所への移転)について相談できる窓口があります。
空き家のまま放置すると、負担が増え続ける
誰も住まない実家をそのまま放置していると、固定資産税の負担が続くだけでなく、老朽化がどんどん進みます。放置状態が悪化すると、自治体から「特定空家」に指定され、固定資産税の優遇が受けられなくなるケースもあります。早めに方針を決めることで、こうした負担を避けやすくなります。
また、相続した不動産には「相続登記」という手続きも必要です。2024年から義務化されており、期限を過ぎると過料の対象になることもあります。詳しくは「相続登記の義務化とは?」もあわせてご覧ください。
売却という選択肢を、もっと気軽に考えてみる
「先祖代々の家だから、売るなんて申し訳ない」と感じる方もいますが、家を守ることと、無理して維持し続けることは、必ずしもイコールではありません。老朽化や再建築不可といった、訳あり物件を専門に扱う買取業者であれば、こうした事情を抱えた家でも相談に乗ってもらえます。
まずは、どんな選択肢があるのか、無料査定で確認してみることをおすすめします。詳しくは「訳あり不動産、全部まとめて相談できる?対応物件一覧」もあわせてご覧ください。
一人で決めなくていい
跡継ぎの問題は、自分一人で背負い込む必要はありません。兄弟姉妹や親戚と、早いうちから話し合っておくことで、いざというときに慌てずに済みます。「誰が継ぐか」ではなく「どう手放すか」を前提に話し合う方が、今の時代には合っているかもしれません。
よくある質問
Q. 跡継ぎがいない実家は、必ず売却しなければいけませんか?
A. いいえ。賃貸に出す、当面は空き家のまま管理するなど、他の選択肢もあります。ご自身の状況に合わせて判断して問題ありません。
Q. 「特定空家」に指定されると、どうなりますか?
A. 固定資産税の優遇が受けられなくなるなど、経済的な負担が増える可能性があります。早めの対応をおすすめします。
Q. 相続放棄すれば、管理の負担からも解放されますか?
A. 相続放棄には条件や注意点があります。詳しくは専門家に相談することをおすすめします。
Q. お墓の管理も、実家と一緒に考えるべきですか?
A. 一緒に検討しておくと、後々の手続きがスムーズになります。菩提寺や自治体の窓口に、早めに相談してみることをおすすめします。


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