生前整理で着物を買取に出すには?おすすめの業者の探し方

生前整理

生前整理を進めていると、箪笥にしまってある着物の扱いに悩む方が多くいます。娘や孫に譲りたい気持ちと、「今の若い人は着物を着る機会も少ないだろうから」という迷い——どちらの気持ちも自然なものです。元気なうちに、自分の手でその答えを見つけておきませんか。

日本全国の家庭のタンスには、約8億点、購入時の価格にして40兆円相当の着物と帯が眠っているとも言われています。同じように「どうすればいいか」と手を止めた経験を持つ方は、決して少なくありません。

「譲る」だけが選択肢ではない

着物は、大切な人に譲るという方法もあれば、価値の分かる専門店に託すという方法もあります。どちらが正解ということはなく、着物一枚一枚について、自分の気持ちに合った選び方をして構いません。ご自身が人生の節目節目に着てきた着物には、それぞれ違った思い出が重なっているはずです。

正絹(しょうけん)かどうか、織りの技法、作家物かどうかによって、評価は大きく変わります。着物に付いている証紙(産地や技法を証明するラベル)は、価値を判断する重要な手がかりになるので、見つけたら一緒に保管しておきましょう。若い頃に仕立てた思い入れのある一枚が、今になって思いがけない評価を受けることもあります。

まず、家族の気持ちを聞いてみる

「これ、着てみたい?」と一言聞いてみるだけで、思いがけず「欲しい」という返事が返ってくることもあります。一方で、「今は着る機会がないから」という返事であれば、無理に残す必要はありません。帯や帯締め、草履といった小物も、一緒に確認しておくとよいでしょう。誰か一人にすべて託すのではなく、何枚かに分けて、それぞれの家族の好みに合わせて譲るという方法もあります。

手放す場合は、専門店への相談がおすすめ

着物は、素材や織り、証紙の有無によって評価が大きく変わる、専門知識が必要なジャンルです。一般的なリサイクルショップより、着物を専門に扱う買取業者に相談する方が、適正な評価が期待できます。シミや多少の傷みがあっても、それだけで査定不可になるわけではないので、まずはそのままの状態で相談してみることをおすすめします。訪問着、留袖、振袖など、種類が混在していても、まとめて査定に出すことができます。

まとめて相談すれば、悩む時間も少なくて済む

1枚ずつ「これはどうしよう」と悩むより、まとめて査定に出し、プロの目で判断してもらう方が、気持ちの負担も軽くなります。箪笥にしまったままの状態でも、出張査定であれば、そのまま見てもらうことができます。

長年しまい込んでいた着物は、湿気や虫食いが気になることもあるかもしれません。それでも、まずは自己判断で処分せず、専門家の目で確認してもらうことをおすすめします。思いがけず良い状態が保たれていた、ということも少なくありません。ご自身が着てきた思い出とともに、着物の価値をあらためて確認する機会にもなります。

「売る」以外の選択肢も知っておく

着物の行き先は、買取だけではありません。「お金にならなくても、誰かの役に立てたい」という場合は、NPO団体への寄付という方法もあります。着物文化を広める活動をしている団体や、発展途上国への支援物資として活用する団体などが、着物の寄付を受け付けています。

また、思い入れのある一枚を「形を変えて身につけたい」という場合は、リメイクという選択肢もあります。生地によっては、ワンピースやストール、バッグやポーチなどに作り替えることができます。専門のリメイク店に依頼すれば、普段使いできる現代的なデザインに仕上げてもらうことも可能です。「売る」「譲る」「寄付する」「作り替える」——気持ちに一番合う形を選んで構いません。

次の行き先を、自分で決めるということ

着物は場所を取り、扱いに手間もかかるものです。それでも、多くの人が長年手放さずにきたのは、そこに込められた思い出のためだと思います。だからこそ、最後の判断は、家族任せにせず、ご自身の手で下しておきたいものです。

よくある質問

Q. シミや虫食いがある着物でも売れますか?
A. 状態によりますが、それだけで価値がゼロになるわけではありません。まずは相談してみましょう。

Q. 証紙がない着物でも査定できますか?
A. 織りや素材から判断してもらえることが多いので、証紙がなくても査定は可能です。

Q. 一部だけ家族に譲り、残りは手放すこともできますか?
A. もちろんです。譲るものと手放すものを分けて進めて構いません。

Q. 昔の着物なので、今の流行と合わない気がします。それでも大丈夫ですか?
A. デザインの流行にかかわらず、素材や織り、作家物かどうかで評価されるため、心配せずまずは相談してみることをおすすめします。

Q. 売る気にはなれません。他にどんな方法がありますか?
A. NPO団体への寄付や、洋服・バッグへのリメイクという選択肢もあります。ご自身の気持ちに合った方法を選んで構いません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました